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デイ銭湯とは

 障害や病気のある方に公衆浴場で営業開始前の午前中や昼間に温浴を提供する福祉サービスです。厚生省の後押しもありデイサービスの不足を補う形で高齢者デイ銭湯として普及しました。介護保険施行後は介護保険の事業ではないため逓減しているものの、現在も日本各地で自治体や公益法人の助成によりボランティアで行われています。
 高齢者を対象としたデイ銭湯と青少年のデイ銭湯の大きな違いは、利用者のほぼすべてが初めての銭湯だということです。男女の性差をわかっていただくのも大切な役割と考え、銭湯では当たり前のことですが、事業開始以来、女湯は女性ボランティアが介助を、男湯は男性ボランティアが介助をする「同性介助」を行っています。


1999年から

 このデイ銭湯は、障害のあるこどもの入浴を受け入れられる施設がなかったことがきっかけとなり、少子化社会での子育てのセーフティネットとして1999年に始まりました。翌年からは共同募金の助成がはじまり、以来、無私のボランティアに支えられ続いています。
 東山区には先行して高齢者のデイ銭湯(2013年廃止)がありましたが、青少年を対象としたデイ銭湯は全国的にも初めての試みでした。また東山区は政令指定都市の行政区の中で高齢化率が一番高く、福祉も高齢者のほうに手一杯であったことが反面的に推進力になったのかもしれません。きっかけから半年後に試行実施、そこから半年後にはボランティアグループも発足し、本実施となりました。デイ銭湯事業は利用者、ボランティア、区社協などからなる運営協議会が運営し、事業者である東山区社会福祉協議会が事務局を担っています。
 障害のあるこどもためとして始まったデイ銭湯ですが、現在は小学生から50代の方まで利用があります。見守りのみ、声掛けなど軽微な支援の方から、起き上がれない状態の方までさまざまですが、個々の利用者の状態に応じた支援をしています。→活動年表





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